昨日の夢20090426

7:37 pm , 日々是

夕暮れどき、私は高層ビルに囲まれたアパートの窓辺に立っていました。
一見5歳くらいに見える、巻き毛の男の子を両手で抱き上げているのでした。
でも彼は、私や誰かの子どもや天使などではなく、ただ私の愛しい人なのでした。
そして、黄昏が薄暮に変わっていくそのとき、彼の生命の火も消えようとしていました。

次第に冷たくなってゆく彼の身体を胸に押し抱きながら、私は、ビルの合間に見える空と雲の色が、バラ色から濃紺に移り変わっていくさまを眺めていました。

切ないけれど、不思議と悲しみはなく、愛する人がこの世を去ろうとするとき、ふたりだけで居られることに一種の喜びさえ感じている。
そんな、甘く優しい夢でした。

目が覚めてからも、しばらく夢の余韻に浸っていましたが、その一方で、大丈夫なのか42歳の乙女脳、とも思ったことでした。

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