【散歩】新穂高〜雲ノ平20110927-30
10月 1, 2011 12:40 pm 山, 散歩
ちゅうことで、25日夜に信州から帰宅して、26日午後に出撃して新穂高温泉で車中泊、雲ノ平に向けて出撃。
巨匠には「そういえば日曜日の夜に家にいたかもしれない」と言われましたw
雲ノ平って、深いとか憧れの地とかよく言うけどさぁ、2日かけないと登れない山なんて、他にもいっぱいあんじゃんね。
要は、周りがぐるっと百名山揃いなんで、雲ノ平は後回しってことなんだと思いましたが、どうか。
ワシはただキレイなとこに行きたいだけで、ピークハントとかどうでもいい「原」とか「平」とかが好きな派、つまり「はらたいらさんに全部」派なので(分かりにくい…)むしろ、いつまでたっても岩稜帯に行ける気がしません(え
が、まぁいいかw
雲ノ平は本当に静かで、それぞれ印象の異なる“庭園”が数カ所あって、できればノンビリ長逗留したい、本当にいい所でした。
ホントはもう1日取ってさらに奥の秘湯・高天原温泉に入ってみたかったけど、30日は天気が崩れる予報だったので、また次回のお楽しみということで。
双六小屋の生ビールが売り切れてたり、三俣山荘のケーキが売り切れてたり(でもコーヒーはうまかった!)、秋は何だかもの悲しいですね……。
ちなみに、今年は気温が急激に下がりすぎて、既に初霜が下りてしまったため紅葉はしてないというか、相当色が悪いみたいです。ザンネン。
もし行程にご興味があれば、ふりっかで写真をご覧頂ければ幸いです。
★写真はコチラ。
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そもそもネクラで引っ込み思案のワシですが、ソロ山行だと必然的にオープンマインド方向にならざるを得ないワケで(万一のときのために目撃されておくという意味でも他人に挨拶しまくる)、テンション上がってますますヘンなヒトになってることも手伝ってw 自然いろんなヒトと言葉を交わすことになります。
まぁ毎度そうなんだけど、今回は何だかいつもより会話が濃くて面白かったな。
中坊時代、ママチャリで福岡から屋久島へ登りに行ったのが、いまのヤマキチガイな自分の原点というテン泊の若者とか。
若者と3人で寒いのをガマンしつつ長々話し込んだ藤沢のオジサマとか。
小池新道の登りで軽くワシを抜かして行き、双六小屋で同室になった「最近は東北の山が好きでよく登りに行く」という女子とか。
後期高齢者記念(て75歳てことですよ!!)で仲良く双六から三俣蓮華を目指してたご夫婦とか。
「そのカメラカバー、いいですね」と声を掛けたら、スパッツからウインドブレーカーから帽子から、全部奥様の手作りというご夫婦とか。
三俣山荘でゴーカイにビールをかっくらってて、「雲ノ平に行ったら祖母岳とスイス庭園にはぜひ行ってくださいね」と教えてくれた姐さんとか。
帰りの鏡平山荘で同室になったご夫婦、実はワシと同区内出身・在住でしかもご主人とワシが同い年、おふたりの中学からワシの高校に来た同級生の話でひと晩めっちゃ盛り上がってしまった(北アの山ん中で何だかなww)とか。
ひらゆの森でドライヤーしてたら、「雲ノ平山荘でお会いしましたね?」とわざわざ声を掛けてくださった奥様とか(「薬師が百名山の最後だったので、今度は雲ノ平に来た」んだそう)。
サミット“山頂”は、人が集まる場でもあるんだなぁとか思ったり。
そして、ふりっかによく分かんない同じような山の写真ばっか載せちゃってますけど(一応いつもセレクトかけてるつもりなんですがね…トホホ)
何かホント、山ってキレイだなぁって。
帰り道の小雨の中、ETCの通勤割までの時間を稼ぐために松本盆地を車走らせてて、灰色の層をなす雲と一段黒い山肌、そして垣間見える白い夕暮れ空のグラデーションを眺めながら、「ローラースケート☆ドリーム2」なんつーメロウな曲を聴いていて。
「山々は懐に美しい宝物を抱いていて、
その奥深くへ分け入っていくと、
美しいものの一部を少しだけ見せてくれる」
なんておセンチなことを考えたりしておりました。
あー、またどっか山行きてぇなー(またかよ