2月 16, 2013
ボ
リンク:盛岡市かわいキャンプ閉所のお知らせ はコメントを受け付けていません
http://blog.canpan.info/kawaicamp/archive/531
前回行ったときに現地で何人かと話をして、「個人ボランティアがもう必要ないってワケではないけど、フェーズが変わってきている」ということで、個人的にはある程度納得しております。
でも、1年半で何だかんだ7回行ったり来たりしてましたので、かわいキャンプがなくなるのは寂しい限りです。
東北で知り合った人々、大変なときなのにこんな馬の骨を迎え入れ、とても良くしてくれた皆々さんの顔がまな裏に浮かびます。そして、おこがましいようだけど、皆さんのこと、やっぱりちょっと気になるんだ。
だから、今後もとうほぐ通いはやめたくないんだぜ。頻度は落ちるかもしれんけど。とりあえず、ひとりで片道650km運転できるってことも分かったしw
まずは、キャンプに関わったすべての皆さんに「お疲れさまでした、ありがとうございました」と伝えたいです。
2月 27, 2012
ボ
201202・山田町、大槌町 はコメントを受け付けていません
今回、思うところあって、岩手県下閉伊郡山田町および大槌町にカメラを持ち込みました。
東日本大震災から1年が経とうとしている今、現地がどのような状況になっているのかを知る手がかりになればと思います。
写真はflickrでご覧ください。
2月 10, 2012
ボ
かわいキャンプ2かいめ はコメントを受け付けていません
昨年10月下旬に初めて岩手のかわいキャンプを利用したとき、お世話になったスタッフさんが退職されるというので、若干ムリヤリ予定を詰め込んでみました。
つか、かわいキャンプって何なのよという話ですが、前回利用したときの話もそのうち書くからまぁ待て。
簡単にいうと、廃校になった高校を利用した、ボランティアのための滞在施設です。宮古市・山田町・大槌町の各ボランティアセンターのニーズとのマッチングもしてくれて、さらに各ボラセンまでの送迎もしてくれます。
畳の上に寝泊まりできるスペースがあって、家庭科室で自炊もできるし、冷蔵庫・洗濯機・乾燥機、シャワーブースまである。シャワーブースの床、よく凍ってるけどな。
朝は送迎の途中でコンビニに寄ってくれるので、昼食が買えるし、帰りはスーパーに寄ってくれるので夕飯の買い出しが可能。
マジで至れり尽くせりです。
ちょっと遠いけど、16km離れたとこに湯ったり館という温泉施設もあるヨー。
初日から無駄なく活動しようと、横浜→盛岡へ夜行バスで移動、106急行バス(盛岡〜宮古)の始発に乗ってキャンプへ乗り込みました。盛岡〜川井間に、県内でも1、2を争う寒さの区界高原ちゅうとこがあって、R106がよくツルツルに凍るそうなので、今回は車で行くのは諦めた。
で、まぁ1日目だから、宮古市の委託を受けて行っている、キャンプ内での写真洗浄作業に割り振られるだろうな〜と思いましたら、いきなり大槌町へ行けと。
大槌行き、この時期は峠を越えられないので、宮古(かわいキャンプから約30km)から山田町を経由して、片道1時間半くらいかかっちゃう。
しかも、津波の被害を受けて、あちこち壊れたり破れたりしてる(強度的には問題ないらしい)旧大槌中学校の体育館内=電気水道ガスなし、暖房器具は石油ストーブのみという環境下で写真洗浄の作業をするので、そりゃもう寒かろうと。
…………結局、何の因果か3日連続で大槌通いとなりました。現地常勤のヒトがキレてデジタル温度計とか買ってきてたけど、朝イチの室温(外気温じゃないですよ)がマイナス4.4℃の日とかありまして。「室温が0℃になったら作業を始めましょうか」って、どこの南極越冬隊での会話ですか。
でもまぁ、おばあちゃん手足が冷たくならないヒトなので、大槌行きもそんなに苦じゃありませんでした。復興食堂とか、昨年12月22日にオープンしたばかりのマスト(Homac+スーパー、GS・病院その他の複合施設)にも行けるしね。
それから、昼の12時になると有線で流れる『ひょっこりひょうたん島』のメロディーが、ガチひょうたん島世代にはたまらんワケですよ!
あ、なんでこの曲かってーと、ひょうたん島のモデルになった蓬莱島が大槌湾に浮かんでるからなんですがね。
と、そんなこんなで現地への思い入れを深めつつ、かわいキャンプ内での非常にシステマティック&レベルの高い写真洗浄現場でしぼられたり(おばあちゃん作業が雑……orz)、仮設住宅の集会所でのお茶っこサロン支援に行ったり、イベントのお手伝いをしたりと、12日間活動してまいりました。
山田町の写真展示場で写真を壁に貼ってたとき、見にいらした方が「うわっこれ私!」と、貼ったばかりの写真を嬉しそうに持ち帰られたときは、こっちもかなりテンション上がりましたですね。
前回来た時に比べると、瓦礫片付け・側溝掘りなどの肉体系ニーズがほとんどなく、運動不足で若干眠りが浅くなったりもしましたが、季節も季節だし、何よりニーズが変容しているので、まぁつべこべいわずにちゃきちゃき動けと。酒太りは散歩で解消するんだ!
酒といえば、キャンプの隣の上川井集会所で開催された、川井地域づくり委員会主催の「カラオケを楽しむ夕べ」へのお誘いがあったので、空気を読まず?総勢8名で乱入。おらの『天城越え』で、地元のおかさん(りっちゃんw)が踊ってくれたの嬉しかったなぁ。
酒が進むにつれ場内はカオスとなり、森進一の『おふくろさん』をソックリに歌うおかさんの歌唱力に驚愕したり、『津軽じょんがら』にあわせて、灰皿と栓抜きの即席三味線隊が結成されたり。
民謡の全国大会で優勝した審査員の先生方の、生南部木挽き歌、南部牛追い歌に感動したり。
最後はみんなで輪になって、なぜか炭坑節の振付で盆?踊り。
いやぁ盛り上がりました。
んで、かわいキャンパーが独占しちゃった3賞、賞品を開けてみたら洗濯洗剤とか即席ラーメンとかで、もしや最初から接待カラオケモードだったのではという疑惑あり。
全員、翌日までガッツリ酒が残るほど飲ませていただき、煮しめ(おでんのことをこう呼ぶらしい)やお菓子等々たんまり頂いてしまって、申し訳なかったかなーとも思いつつ、「史上最高の盛り上がり」と喜んでいただけたモヨウなので、まぁ良しとしましょう。
N応援団長、超GJです!!
当初の目的のひとつだった、Oさん送り出しも盛大に行われ、また長期ボラさんのサプライズ誕生日祝などもあり、いろいろと充実した滞在でありました。
今回は特に、長期ボラさんたちの話をゆっくり聞けたのが収穫だったかな。
自分がずっと詰めていられなくても、長期ボラさんたちの後方支援ができそうだということも分かったし。
あと、今まで被災地の写真を撮る気になれなかったんだけど、震災から1年が経とうとしている今、現地がどうなっているのかを伝えるという意味で、今後は自分がカメラを持ち込む意義もあるかも、というふうに考え方が変わりました。←まるっと長期ボラさんの受け売り
なんか、母の知り合いから「娘さんに話を聞けないか」という声もあったりするらしい。うわしまった写真撮ってくればよかった。
帰宅後、横浜は寒かないけど何だか風が冷たいなーと、早くも岩手での日々がちょっぴり懐かしくなってきておりますw
10月 1, 2011
みるきくよむ, ボ, 人形, 山, 散歩
2011年9月のわたくしダイジェスト はコメントを受け付けていません
今年の9月は何だか予定をみっちみちに詰め過ぎちゃって、日記を書くヒマもなかったんですけど、書き逃すのは惜しいくらい諸々面白かったので、ムリヤリまとめて書きますよ。
●9月3日(日)
高校時代のバスケ部顧問の退職記念パーティーに参加。先生は、ウチの代を最後に他校へ転任されたので、ウチの代が永遠のペーペー扱い。
当時、運動中に水は飲んじゃダメな時代で、いかに隠れて水を飲んだかとか、どう殴られたかとかぶっ飛ばされたかとか、そんな話で大盛り上がり。
同期に強く勧められてしぶしぶFacebookを開始(が、結局ミクやついったと同じことを垂れ流しておる)。
●9月11日(日)
ドールショウ(お人形イベント)にて、AKIBAYAさんのブースをお借りして人形叩き売り第2弾を敢行。
売り上げは台風12号の被災地である和歌山と奈良の社共に寄付しました。
皆さま本当にありがとうございました!
●9月15〜17日
JTBのバスツアーで南三陸へ夜行1日半のボランティアに行ってきました。両日とも、重機がざっと片した土地の細かいゴミを拾う作業をしました。
バスで隣になったオバサマが、京都からいらした(!)山登りする方で、山の話や、ご趣味の能面彫り(!!)の話を伺ったりと楽しかったス。
あと、ツアーに若い子が多かったのでちょっと訊いてみたら、大学では「被災地ボラ行くでしょ」的な空気になっているとか。
きっかけはどうあれ、時間とお金(今回22600えん)を費やして実際に出かける若いヒトがたくさんいるのは心強いなぁと思ったことでした。
●9月18、19日
ピンク・レディーコンサート「INNOVATION」2タテ(ニヤリ
18日は前から8列目のネ申席でありました。ねこ姐に超感謝!
ミーちゃんもケイちゃんもホンットキレイ…あんな50代ならなってもいいw
そして、歌も踊りも、アイドルの頃とは桁違いに良い! わざわざ解散を“やめ”たふたりの覚悟が伝わってきます。マジですげぇよ。
そして、会場には老若男女のコスプレイヤーが山盛り押し掛けてますwww
踊る曲のときは、全員で「ペッパーーーーー」ってやるんだよ!!((c)糸井重里)w
さらに、ふたりが着替え中に客席だけで1曲踊るコーナーもありましてww、今回2日とも“試験”に出たのが、ワシは難しすぎてパスした「モンスター」。うう、ヤマがはずれた……orz 次回はちゃんと予習して行きます!
2日目、みんなのコスプレが急にうらやましくなり、百均でバラ買ってきて、過去の遺産のワンピースに縫い付けて即席カルメンの衣装を作って参戦。
アンコール曲の時、スタッフの事前仕込みで客席が一面ピンクのサイリウムだけになりまして、あまりの美しさ、そしてみんなのピンク・レディー大好きっぷりに感動して危うく泣きそうになりましたww
お誘い&チケ用意してくださったねこ姐と真里子姐に感謝。
●9月23〜25日
BUMP!散歩部のトミーさんと健太さんが『信越五岳110kmトレイルランニングレース』なる面妖なレースに出るというので、応援するフリして山登りに行っちゃえ、ということで、☆ようこ☆さんとふたり、コウエンズ(柴咲コウたちによる応援隊)として信州へ。
おいしいイタメシ喰ったり火打山に登ったり(途中まで)一応コウエンしたり、スキー友達のふうじんさんと旧交を温めたりしました。
ふうじんさんは菅平の5kmトレランレースの帰りだそうで、元気そうでホントヨカッタ。わざわざありがとう!
火打山でドキュモが圏外なのにauはバッチリで、トミーさんが申告タイムより全然早く予定エイドステーションに入るのを無事お迎えできたのはヨカッタ。
たまにドキュモはこういうことがあるよね…うーん、auからあいぽん出るんだったら買っとくかなぁ。
ちなみに(ってオイ)、トミーさんはみごと完走! 健太さんも80km過ぎまで頑張りました。
ナイスおばかさん!!←心からほめてます お疲れさまでした〜!!!
★写真はふりっかでどうぞ。コチラ。
●9月27〜30日
妙高からとんぼ返りしてw、新穂高温泉からソロで雲ノ平まで行ってきました。
ココだけはさらに長文になりそうなので、次の日記に書きますお。
なお、他の日にちにつきましては、マジメに書類仕事やら拡大写本ボやらやってましたんでお許しを(って誰に言ってんだw)。
6月 7, 2011
ボ
5.28-6.3気仙沼に行ってきました はコメントを受け付けていません
東日本大震災以降、すっかりblogの更新が止まってますが、ワシは元気にやっております。
ということで、タイトル通り、ふらりと気仙沼の災害ボランティアセンターに行ってみました。
いやホラ、おばあちゃんヒマだからさ。
なぜ気仙沼かというと、おととし大曲の花火の帰りに寄ったことがあったのと、
あとフツーに気仙沼ちゃん世代…というのは置いといて、
車中泊がイケそうだったのと、雨天でも作業をやってそうだったから。
美しかった港は壊滅状態で、やっと一部の道路が車で通れるようになったところ。
海から少し入った街の中心部も、1階部分の天井当たりまで浸水した建物が多く、
川面にはいまだ流された家の屋根が突き出ています。
また、鹿折唐桑駅付近は、火災のため茶色のガレキに埋もれたまま。
起伏のある土地なので、高いところは一見何の被害もなかったように見えます。
大船渡線も気仙沼駅までは運行しているし、駅前の銭湯(友の湯)も通常営業中。
なお、1階部分に被害を受けたイオンも2階で仮営業中。
まちなかの飲食店も一部営業を再開しています。コンビニ、GSもやってます。
ホテル観洋、プラザホテル、望洋荘もやってるけど業者さんで予約いっぱい。
さて実際のボランティア活動ですけども、気仙沼ボランティアセンターでは
順に読み上げられる案件に対して挙手・立候補し、即席でグループを作ってます。
ワシがやったのは厨房掃除、写真整理、泥かき、窓拭きなど。
装備は汚れていいカッパ上下と、鉄板中敷き入り安全長靴があれば基本OKかと。
マスクとゴーグルがあればモアベターです。あとはボラセンで借りればよし。
泥かきに関しては、建物の床下の根太の間隔がけっこう狭くて
大きい角スコとか使いにくいので、意外と女性でもイケる作業と思います。
(でも土嚢袋運び、猫車押しはやっぱ男性向きかな?すんごい重いです)
ワシは泥を小角スコで剥ぎ、十能とチリトリで土嚢袋に入れてました。
風呂場を開けてみたらサンマ風呂だったとか、ニオイのキツイ場合もあるモヨウ。
写真整理は全体にベットリ泥がついてるので、アルバム等シートがかかってれば
雑巾でゴシゴシこすっちゃえばいいんですけど、素の写真がねぇ……。
(他所ではお湯でキレイに洗ったりもしてるみたいですな)
拾得した場所と日付で整理して並べてくんですけど(これが結構タイヘン)
ご自分の写真を見つけた方からは「着いたとこ、ウチから10km以上離れてます」
とか「ウチから一旦海に出ないとココに流れ着きません」とか伺いました。
で、ボラセンのヒトにちょっと訊きましたら
フローリングの床剥がしはシロートには無理で、業者さんの手が足りないため
泥かきのニーズはあるハズなのに、実際の依頼はあまり多くないんだそうです。
どちらかというと、窓拭きとか掃除とか洗い物とか、
あんま男性がやりたがらなそうな依頼の方が増えているらしい。
ったって天井まで浸かってて脚立で作業、とかだから
辛い暮らし続きで参ってるおとさんおかさんには厳しいよね。
また、雨の日は極端に案件が減るんだけど、そのココロは、
ボランティア活動には依頼主の立ち会いが必須だから、というワケでして…。
ちゅうことで、体力に自信がなくても、できることは色々あると思う。
むしろ、泥かきやガレキ撤去専門にやりたいヒトは、情報収集が必要かもです。
センターには、長期車中泊のヤマーなおじさま連とか
札幌から単身テント一式担いで来てる女子とか、夜行バス弾丸日帰り組とか
一関宿泊組とか、いろんなヒトが集まってきてました。
写真はアメリカンな若者3人組のおんぼろバン。
この自称“ヘンなガイジン”さんたち、よく働くしパワーもすごいんだけど
土嚢袋にパンパンに泥つめちゃうんだな……それ重くて持ち上がんないから。
あと、地元の方も何人もいらしてました。
仕事を失ったとか、あるいは休みの日に
「家でぼーっとしてると、色々思い出しちゃって辛いから」だそうです。
一緒に作業してるうちに、重い口を少しずつ開いてくれる、
その言葉ひとつひとつがとっても重くて。
地元の方といえば、派遣先では休憩時に飲み物やおやつを出していただいたり、
横浜ナンバー車と見ると「ありがとね」とわざわざ声を掛けてくださる方、
ボラセンを訪ねてきて絵はがきと激励をくださる方、などなど。
お手伝いに行ってるハズが、むしろたかってる?? ヒドイなオイ。
最終日、ボラ仲間の地元のおとさんに「また来ますね」って挨拶したら、
「待ってる(はぁと)」って超笑顔で返されて、遂に涙腺崩壊しました。
たかだか一週間の一般ボランティア、見えてないことの方が多いと思います。
また「ボランティアなんて所詮自己満足、黙ってやっとけ!」という
ご意見もあるでしょう。
(……まぁこの点に関しては、別に誰にどう思われようといいんだ、
「人手は間違いなく足りてない」というのが実感なので)
あまりの惨状に、ひと1人の力なんて…と無力感にも苛まれましたが、
微力ではあるけれど、まーーーったく何にもできない!というワケでもない。
ので、「行きたいけど、どうかな〜」と思っている方が
もしこのエントリを目に留めたとしたら、そのとき、
この駄文がほんのちょっとでも背中を押す力になればいいなと思います。
おととし8月に撮った気仙沼の写真
(今回の写真も数枚あるけど辛くて載せられないッス)