映画『イノセンス』公開記念・押井守監修・Dolls of Innocence
@東京都現代美術館 3/21マデ 10〜18時 大人1,000円 月曜休館
「球体関節人形って何?」と巨匠に訊かれて、「関節がボールジョイントになってる創作人形だよ」と乱暴に答えてみました。えっ違う? 違ってたらゴメンナサイ。
で、ウワサに違わず良かったですよ〜。
カタンドールや恋月姫人形をどかっと見られるチャンスはそうそうない(よね?)という意味でも貴重な展示ですが、球体関節人形のいいトコロは当たり前だけど関節が可動するトコロ。図録に収めてある写真と全然違うポーズで展示されてたりするのがとても良かったです。
オブジェっぽい作品は別として、多方向からの鑑賞に耐えるものを作るのってホント大変だと思うのですよ。こと人体に関しては、デッサンとかの基礎知識がないパンピーでも、大なり小なり美意識を持ってるワケだし。んでさらに、関節を動かしてポーズを変えても美しくなくてはいけないとなると……(卒倒
個人的には、異形なのに美しく、サディスティックなのにエロっぽい三浦悦子作品がやはりグッと来たので、件の人形写真集『義躰少女』もついでに買ってみました。
しかしホントに、ヒトはなぜヒトガタにこだわるんでしょうね。
美意識も関係あるんだろうけど、機能面を考えたとき、やっぱ人体って汎用性が高いからかなぁ……などと考えながら駅構内を歩いていて、ブーツのカカトを横様に思いっ切り蹴られました。
……歩いてるだけでヒトサマに危害を加えるような汎用性の低い足は、センサー付き車輪とかに義躰化してくれるわっっっ