スズコ(実母)がミヨコ(祖母)の様子を見に静岡まで行くというので、運転手兼食べるヒト役でついて行きました。
ミヨコは昨年末で御トシ100歳。
年末に転んで救急車で入院したというので心配していましたが、骨を折ったわけでもなく、どこも悪くないので2週間で病院を追い出されてしまったそうです。
本人、「ボタンひとつでトイレに連れてってくれて楽だったのに」といっておりました。
さすがに100歳なのであちこちヨレヨレしてはいますが、まだ杖をついて歩けるし、ごはんもフツーに食べるし、目も耳もそんなには悪くないのでフツーに会話可能。
ベッドに寝ている状態から腹筋だけで上体を起こしているのはスゴイなと思いました。
ただ、面倒をみるヒトが70代だったりして、老人が老人を介護しているのでいかにも大変そうです。
本人が嫌がるのが一番の理由でもあるのですが、世間体もあったりして、人の手を借りることになかなかふんぎりがつかない様子。
といっても、くどいけど100歳なので、本人も周囲もある程度割り切ったり諦めたりしないと、今後ますますしんどくなるだけだと思うんだけどな……。
本人とやっと話がついて、最近、要介護申請をしたらしいのですが、身体がどこも悪くないので一番軽い等級だったそうです。
て、どこも悪くないったって100歳ですから!
ちなみに、本人が頑として首をタテに振らないと思われるのでまずナイ線ではありますが、ミヨコんちの近所の老人ホームは現在入居100人待ちだそうです。
100%ヒトに頼りきりで日々の生活を送っていて、同年代の友達ももうほとんど残っておらず、あからさまに口にはしないものの、本人もちょっと「しんどいな……」と思っている様子。
ミヨコ大好きだけど、素直に「もっと長生きしてね」といえない現実があります。
もうちっと年寄りが楽に暮らせるようにしないとヤバイよ日本。
■ミヨコ語録
- (15年前に亡くなった祖父について)「死んだ人を気に掛けてもしょんない(仕方がない)」
- 「おじいさん(祖父)は運のいい人だったね、こんないい嫁さんもらってさ」